Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
上薗 裕史; 早川 一精*; 村岡 進
Journal of Materials Science Letters, 10, p.423 - 425, 1991/00
被引用回数:3 パーセンタイル:23.44(Materials Science, Multidisciplinary)FeO、PbO、GeOを各々ガラス固化体に添加し、70Cの脱イオン水中での固化体の耐久性に及ぼす効果について検討した。FeOの添加は固化体の浸出量を減少させるが、逆にGeOの添加は固化体の浸出量を増加させた。PbOを添加した場合は、CaやBaなどの一部の元素の浸出量が増加した。FeとGeについてはその水酸化物の溶解性が固化体の浸出量に強く影響したものと考えられる。Pbについてはその炭酸塩が優先的に析出して炭酸カルシウム等の析出を防げたため、Ca等の溶解性を逆に高めたと考えられる。
大野 英雄; 長崎 正雅; 井川 直樹; 河村 弘
Journal of Nuclear Materials, 179-181, p.473 - 476, 1991/00
被引用回数:8 パーセンタイル:66.02(Materials Science, Multidisciplinary)PbO-SiO系ガラス中のPb-O原子対は、PbO濃度が高い領域で共有結合性を有し、PbO濃度が減少するにつれイオン結合性を増すため、セラミックスあるいはガラスの放射線損傷を結晶構造あるいは原子間結合性との関連で研究するのに興味ある物質である。PbO-SiO系ガラスならびにSiO単体ガラスについて、JMTRを用い中性子照射(照射温度~70C、速中性子照射量210nf/cm)を行い、レーザーラマン分光法によりPb-OならびにSi-O原子間結合性の照射効果を解析した。PbO-SiO系ガラスでは、中性子照射に伴い共有結合性の強い非架橋酸素数の少ない三次元網目構造が減少し、単純なSiO単量体あるいは二量体など比較的小さなイオン種が増加する傾向がみられた。
大塚 孝治; 吉田 宣章*
JAERI-M 85-094, 52 Pages, 1985/07
質量数が約80以上の原子核の集団運動状態の記述に大変有効な手段として、「相互作用するボゾン模型」がある。このボゾン模型に基いて数値計算を行うコンピューター・プログラムNPBOSの使い方について詳しく述べているのが、このマニュアルである。このプログラムNPBOSそのものは十年位から存在しているが、最近大幅にバージョン・アップされ、その成果が全てこのマニュアルに含められている。具体的には、入力データの形式、必要なディスク・ファイル、出力形式の指定方法、入出力の例などからなる。
大野 英雄; 五十嵐 一男*; 高木 喜樹*; 虎渓 久良*; 古川 和男; 持永 純一*
日本金属学会誌, 47(2), p.132 - 141, 1983/00
PbO-SiO系は高濃度PbO(約90wt.%)組成までガラス状態が安定に存在する興味ある物質である。本稿では同一ロットから作成した試料を用い、ガラス状態および溶融状態のX線解析を行い、両者における構造の差異およびPbO量の変化に伴うガラス構造の変化について考察した。ガラス構造においては、Pb-O結合はPbO濃度の高い領域では共有性が強いが、SiO濃度を増加するにつれイオン性が増加する。溶融状態においてはPb-O共有結合による三次元的に拡がった綱目構造はかなり切断され、Pb原子はPbイオンとなり自由に動きやすくなる確率がガラス状態よりも増加すると考えられる。これらの結果はPbO-BO系の結果と一致している。
森川 日出貴*; 高木 喜樹*; 大野 英雄
Journal of Non-Crystalline Solids, 53, p.173 - 182, 1982/00
被引用回数:54 パーセンタイル:92.76(Materials Science, Ceramics)PbO-SiO系ガラスは線遮蔽用として原子力分野においても有用なものであるが、学問的にもPbO濃度が90wt%近くまでガラス状態が存在する特異な系である。本研究では2PbO・SiOガラスの構造をX線解析法で求め、ガラス状態における鉛原子の分布について考察した。ほとんどの鉛原子は共有性結合の強いピラミッド状PbOの型で存在しているが、このピラミッド状PbOが作るジグザグした鎖状配列間をSiO,SiO,SiOあるいはイオン性PbO八面体がつなぎ、結晶のような規則性や対称性をもたない無規則に3次元的に連続して配列した網目構造を持っていると考えられる。得られた結果は、すでに発表されているラマン分光法あるいはNMR法の結果と矛盾しない。